Ge3(ジー・イー・スリー)は不思議な製品を扱っているメーカーです。
「普通」のオーディオファンは怪しげなオカルトグッズだと思うかもしれません。しかし実際に購入して使用すれば、その抜群の効果に必ず驚くはずです。
難点は、ここで全てのモノを揃えたくなるところです。資金が続きません…(^^;
面白そうなオーディオの情報はないかなと、オーディオ関係のサイトをネットサーフィンしていたら、Ge3の「要石」に偶然(必然?)辿り着きました。この「要石」は、アーススタビライザーとのこと。
現在、私のシステムは電源生成装置から全ての機器を給電しています。機器のアースをとるアコースティック・リバイブの RE-9 は我が家では絶大なる効果を発揮するのですが、電源生成装置との併用が禁止されているため、所在なさげに押し入れにしまわれています。
アース処理の重要性は充分理解している(つもり)なので、アンプのアース端子が空いている状態は、「どうにかしたいなぁ」と常々思っていました。お値段が8,400円とリーズナブルなこともあり、「試しに買ってみるか」と評価評判も知らないままに購入手続きをしました。
私はCDプレーヤーとアンプとの接続にXLR端子を使っています。空いているRCAのCD端子にアコースティック・リバイブの SIP-8F を挿入すると音が締まって具合がよいのですが、総入れ歯のように全てのピンに装着するとやり過ぎになるようです。弊害なく音質向上が望める防振(防塵)プラグはないものかと探したところ、Ge3で「鼓筆」を見つけました。
通常価格が6,000円のところ、年末セールで半額でした。これはタイミングがイイ。着荷次第早速装填。「SUGAR LOAF EXPRESS/LEE
RITENOUR」をかけると一聴瞭然!空気の静寂感が以前とは別物のように違う。はじけるベースの音像がより深くより細かく彫られている。たーんっとドラムが鮮明に響く。何度も抜き差しを繰り返して効果を確認しましたが、挿せば効果が現れます。これは凄い!(2012/01/16)
1週間程で届いた現物は、まるで犬のウ●チそのものでした。陶器でできていて、見た目以上にずっしりと重い。
早速試しましょう。最近愛聴している神子雅のCD「お帰りなさい」から1曲目の「風に会いましょう」を普段どおりに再生し、それぞれの楽器の響きかたをじっくりと覚えます。次いでアース端子に「要石」を繋いで「風に会いましょう」をもう一度再生です。
なんということでしょう!それぞれの楽器の音がくっきりと迫り出して、まるで紙ヤスリで丁寧に整えたかのようにシャープな感じがします。アコースティックギターはジャンジャカと弦がしっかりとピッキングされているのが聞こえ、神子雅の繊細な歌声も一歩前に出てきてくれたかのように力強くなりました。霞がかかったようなベールに、どうして今まで気がつかなかったのかが不思議に感じます。
試しに2、3日後、「要石」を取り外しました。すると音に緊張感がなくなり、なんとも寂しい感じになってしまいました。
接続し直しましたが、外す前の音に戻りません!どうやらエージングが必要なアイテムのようです。
見た目と雰囲気は小学生が使う習字の下敷きです。この「布」が地球に蔓延する電磁波を防御してノイズ反射と減衰させるというのです。
「テレ・サテン」を Wadia850 の上に1枚載せると音がくっと大きくなったように聞こえ、もう1枚を下に敷くと音がぐぐっと大きくなったように聞こえます。
いつもどおり、出したり入れたりしつこく何度も確かめました。測定機器もなく理屈も分かりませんが、ダイナミックな音に間違いなく変化します。電磁波を遮断することでSN比が改善されたのでしょうか?
アナログプレーヤーの下でも効果を発揮します。アナログを聞くときは、必ずテレ・サテンをプレーヤーの下に敷いていました。
「雷智3・弐」は全ての機器の電源をまかなっているCSE TX-2000(200v仕様)の電源ケーブルに巻きました。使用をやめて外してみると、それまで出ていた音が出なくなります。妙に貧弱になってしまい寂しい感じです。
オーディオアクセサリーによくある「小綺麗になった」系ではなく、音像が「ぶ厚くなり」、響きが豊かになった感じがします。実在感とかリアリティとか呼ばれるものが増したのでしょうか?
この製品の難点はカートリッジ式なので、毎年交換が必要なところです。