その他のオーディオアクセサリー

青いライン

当時は、オーディオ雑誌が数多く出版されておりました。「Stereo」・「StereoSound」誌は本格的すぎて敬遠していましたが、「Audio Accessory」・「A&V village」・「サウンドレコパル」(木村泰子さんのイラストがかわいかった)は毎号必ず購入しておりました。
特に「Audio Accessory」・「A&V village」誌は怪しいアクセサリーの紹介が豊富で、財布に余裕のあるときにはついつい怪しいグッズを買ってしまっておりました。
今ではほとんど手元に残っておりませんが、当時の記録(記憶)を記載しておきたいと思います

クーナル counal

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私のシステムで、なくてはならない湿式のCDクリーナーはタカクのクーナルでした。
何の変哲もない液体(水)なのですが、CDにシュッとしてティッシュで軽く拭くだけで音質が向上するのです。
波動系(オカルト系?)の製品の多くは音質が上品になるのですが、クーナルは躍動感が高まります。
とても気に入ったので何本消費したことでしょう。
クラリファイアで整磁してからクーナルを一吹きするのがCDを聴くときの常でした。
しかしあるとき、いつものオーディオショップからクーナルが姿を消してしまったのです。
その後はレイカのバランスウォッシャーを常用しましたが、2015年、後継品の「クーナル SINCA TIO」がヨドバシカメラでお一人様一点の廉価で販売されているのを発見。もちろん購入いたしました。
喜ばしい!
しかし貴重品なのでケチケチ使っていたら、中身が蒸発して半減してしまいました。
と、いうような件をブログにエントリーしたところ、ある方から「お譲りしますよ」とありがたいメッセージが届きました。
これだからインターネットは侮れない。
驚くことに「サンプル品」として送っていただいたクーナルは、長い年月を経ても「効果」は衰えていませんでした。
もちろんご厚意に甘えて、「クーナルSP-30」・「クーナルPROTECT」を安価で譲っていただきました。


レイカ Leiqwa

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CDの取り扱いにはとても気をつけています。
記録面には触らないようにしているので、私が新品で購入したディスクは古くてもピカピカです。
しかしオークションなどで入手した中古CDは、なんで?と思うほど傷や擦れがあったりします。指紋がべったりということもあります。
ここで登場するのが湿式のCDクリーナーです。
レイカのバランスウォッシャーはレコード盤用とともにCD用も常用していました。
レコード盤用の実力が凄い。きちんと処理を施すと、盤面は艶々と黒光りして惚れ惚れする仕上がりでした。
CDは指紋などの汚れがスパッと落ちて盤面の光沢が増します。音質も一皮剥けたように静寂さが引き立つ感じがします。
ただし処理後の音質に関しては、クーナルの方が躍動感に満ちていて私の好みです。
また、アナログを聴いていたときにはスタイラス・クリーナーもレイカ製品を愛用していました。
オーディオテクニカ製品は開封後すぐに蒸発してしまいましたが、レイカ製品はそのようなことはなく、販売価格は高いものの満足度が高かった印象があります。
CDのエッジ部分での「レーザー光の反射」を抑えるという「Dr.Leiray」も使用しましたが、こちらはあまり効果がわからなかったです。


Lepton

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オゾンを発生するアイテムです。
このアイテムを作動することによって、オゾンが部屋と人体とに働きかけて音質向上が期待できるとのこと。ものは試しと購入しました。
結果は音質が改善されているのかどうかが判りませんでした。
音質的なことは諦めて、人体的な面に期待して永いこと作動させていました。「チーチー」と微かな音を立て、昔のコピーマシンのような独特の匂いを放出しているのでオゾンが発生しているのは確かなようです。
しかし作動させていると、発生部を中心に何かで黒く汚れてきます。更には機器の塗装がボロボロに剥がれてくるのにはまいりました。
人体的な効果も実感できなかったので、リスニングルームから撤去しました。
ボロボロのアイテムは流石に売却にも憚れるので、現在も押し入れに仕舞い込んでおります。


ELECTRO CLEAR QTR-1

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ELECTRO CLEAR QTR-1は、コンセントと電源ケーブルとの間に接続するタイプの電源クリーナーです。
見た目はごっつくて重量感に溢れるのですが、実際はとても軽量でした。
電源のHFノイズ(高周波ノイズ)を静めてクリーンな音質になるということでしたが、残念ながら効果を体感することができませんでした。
音響がだめでも映像ならば……と、SONYのリアプロジェクションテレビに用いたのですが、わかりませんでした。
しかし後年よくよく考察してみれば、コンピュータと同居させていませんでし、蛍光灯も変なノイズは出ておりませんでした。
適材適所の使い方ではなかったなぁと今更ながら反省しております。


ENACOM

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オーディオ信号の歪みを除去するアイテムです。
ライン用、スピーカー用、電源用と3種類あるのですが、どれも求めやすい価格であることもあってえいっと全部購入しました。
結果は一聴快哉というわけにはいかなかったです。
例の如く、付けたり取ったりとしつこく実験を繰り返したのですが、効果はとても地味でした。
特にラインケーブルは早々に取り外しました。ラインケーブルの持ち味が殺がれてしまう感じがしたのです。
電源用は最適な場所を求めてあっちこっちと部屋の各コンセントの間を放浪させていたのですが、CSEのトランスのTX-2000に刺すことで落ち着きました。このTX-2000は唸ることが時折あったのですが、AudioPrismの電源ノイズフィルターであるQuietlineとの合わせ技でこの唸りを押さえることに成功しました。
スピーカー用はしばらくの間ぶらぶらさせていましたが、あるとき撤去。長いこと放置していたのですが、ある日思い立って繋いでみると、なんとなく好ましく聞こえたので現在も使っています。


HWT(ハイエスト ワールド テクノロジー)

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かにぬー氏激賞の「FOL電源エンハンサⅡ」 および 「Ⅲ」 は私も使用しています。
私のシステムでは驚愕するほどの効果はありませんが、使用しないと寂しい音場になってしまいます。
劇的な効果がないのは、おそらく壁コンセントからではなく、TX2000から電源をとっているからなのでしょう。
我が家(というより私個人)では、「HWT」よりも「ひなたの」の製品を愛用しています。
「かんなぎ」「トリニティー」「神聖四文字による祝福」を神棚にそっと置いております。
オーディオ的には効果がわからなかったので、スピリチュアル的な効果を期待しているのでした。


エナジーリファインCD

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「再生するだけで、オーディオシステムの音質が向上する」というCDがあります。眞銘館からリリースされた「エナジーリファインCD」です。
当時の使用機器はDENONのCDプレーヤー DCD 1650AL、アンプPMA-2000、JBLのスピーカー 4312MKIIでした。
大きな不満はなかったのですが、「機器の音質が向上するばかりか、体調まで改善される」という雑誌の紹介記事がまるで福音のように感じられ、すぐさま購入しました。当時はセッティングなどが拙かったこともあり、一聴して「効いた!」と実感できませんでした。
そこでしつこくしつこく何度も何度もリピートしたところ、体調に関してはダメでしたが、機器には効果がじわじわと現れてきました。しかし、残念ながら私の指向していた音とは真逆の繊細なクラッシック音楽に向いてそうな音に変化していったのです。
ここで困ったことに気がつきました。「以前の音にリセットできない!」
いろいろと試行錯誤しましたが、エナジーリファインCD再生以前のエネルギッシュでエッジが立った音は戻ってきません。
結果、機器を刷新するという大技を決めてしまいました。


MDMS(Magnetic Domain Matrix Signals)

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CDの消磁・整磁はとても重要だとBediniのUltra ClarifireやACOUSTIC REVIVE RD-1を使っていて理解していました。
ひいてはオーディオシステムの帯磁も対策しなくてはならないとイメージでは理解できました。
巨大なRD-1であるACOUSTIC REVIVE RL-30ならばケーブルを丸ごと消磁することが可能ですが、機器そのものの消磁まではできません。
そこで登場するのが、物理的な道具を使わずに、再生するだけでシステムの消磁ができるというCDです。
電気的な信号が流れるだけで機器やケーブルの帯磁をクリアにできるものなのか?私大文の私でさえ懐疑的でした。
PADのThe System Enhancerより安価で雑誌の評判もよかったので、Sheffield LabのMDMS(Magnetic Domain Matrix Signals)を購入してみました。
鮮明で躍動的な音楽の後、無機的なパルス信号が続きます。本当にこれで効果があるのだろうか?
結果、びっくり。本当に何かベールが剥がされたかのように、音像がクリアになったのでした。
これは凄い!
それ以降、MDMSを定期的に再生してシステムをリフレッシュさせています。
私のシステムには不可欠のオーディオアクセサリーです。


Test & Burn in CD

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Sheffield Labの「MDMS」の絶大なる効果に驚いた私は、XLOの「Test & Burn in CD」にも食指を動かしました。
セッティングや機器のバーンイン、更にはシステム各部の消磁にも使用できる信号が収められているという。特にバーンインの効果に期待が高まります。というわけで購入しました。
このCDは、「MDMS」とは比較にならない強烈な信号音がこれでもかと続きます。
大音量で聞き流すのはかなり苦痛なので、オーディオルームからリビングルームに待避しました。
さて結果は……。
正直なところ「MDMS」のような一聴驚愕な効果は感じられません
スピーカーのエージングを促進する「バーンイン」も期待したほどの感じではありませんでした。
なんだか効果が「ないないづくし」のようですが、「おまじない」として、久しぶりにオーディオするときの慣らし運転に使用しています。


オーガンジー 音場調整用パーティション RrLtd

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オーガンジーでできた音場調整用パーティションをアール・アールさんから購入しました。
横幅が86cmなので2枚購入し、ホーマックで入手した180cmほどの木製の細いポールをとおしてリスニングポジション後方に暖簾のように垂らしました。
以前はクリプトン社のAP-10をソファに載せるように設置していた。しかしソファを変更したので据え置きが無理になったのです。仕方なく処分しまして、しばらく後方は無対策状態が続きました。で、カーテンをウッドブラインドに替えたことに連動させて対策再開です。
これは凄い!
今まで聴いていた音はなんだったのでしょう!
音像のフォーカスがビシッと決まりました。歪まないまでもボンボンしていた低音が、ズゥーンと伸びる切るようになりました。まるで地響きの如く部屋を包み込みます。高音はあくまで澄み切り、空気感までもが再生されます。それはアコースティック・ピアノのペダルを踏む音さえリアルに再現されるのです。まさに音響の快楽!音楽以前の「音」の喜びに目覚めさせてくれる逸品ですね。
パーティションは暖簾状なのでひょいっとはずせます。試してみると、途端に音が濁ったかのように未整理な状態になるのです。乱雑に例えれば、笊勘定の音であったのか!!
オーガンジーを垂らした音は解放感で一杯です。 ダメだ、こいつぁ、もう外せない!
今回の出費、ポールやフックを含めても1万円以下。これは抜群のコストパフォーマンスです。