以前よりヘッドホンの購入を思案していました。

音質はもちろん大問題ですが、きんたこの場合は装着感が最重要です。外耳道が蒸れやすいのか、いつも耳かきやこよりでこちょこちょしています。したがって密閉型は不可。イヤーパットに吸汗性がないのも不可。
またヘッドフォンを何本も所持するつもりがないので、物欲防止のために多少高価なモノにしたい。これらの条件を満たすお品を探していたところ、「澪ホン」こと AKG K701 にターゲット・ロックオン。

札幌のヨドバシカメラでは在庫がなく、下位機種の音しか試聴できなかったのですが、AKGの耳をすっぽり包み込む構造が決め手でした。ケーブル交換が出来る K702 も魅力的でしたが、ケーブル交換地獄が待ち受けているのが容易に予想できたので、敢えて却下しました。

まともに購入すると8万円近いお品ですが、サウンドハウスさんから直輸入で3万円程で入手。舶来のお品は代理店を通すと激しく高価になりますなぁ〜。
先ほどからテクノ、フュージョン、ジャズ、ロックと聞いております。新品ですから、まだまだべろべろと薄皮が剥けると思いますが、音は現状で充分満足です。
意外だったのは、マッキンのボリュームの位置を12時までしないとズガーンと鳴らないこと。う〜ん、これだとポータブル・オーディオの出力だと力不足なのでは…。(2009/11/26)

インテグレーテドアンプのマッキンにもヘッドホン端子はありますが、ミニプラグなんですよね〜。で、せっかく AKG 701K を購入したわけですから、オデオ者としてはヘッドホンアンプも購入したいっていう欲求が募ったわけであります。

何とか金策をつけまして、beyerdynamic A1 を購入することにしました。A1 は、【受注生産品】の「オーディオアンプ」なので、アフターサービスのことを考慮して、今回は直輸入のサウンドハウスさんではなくて、タスカム扱いの上新電機さんでオーダーしました。

 …

品物が届いたので荷ほどきをして実機の確認です。付属品の電源ケーブルはあまりにもしょぼかったので、一聴してから余っていた S/A Lab製品 に速攻で交換しました。ラインケーブルも余っていた S/A Lab製品 で接続して、いざ試聴です!実は購入前に試聴もしないで、インプレ頼りでの購入したのでした(^^;ダッテサッポロニハシチョウキキガナイノデスカラ~!

マッキンとの比較試聴の結果。
「音量を上げても五月蠅くない。ガンガンに響かない。」
「しかしエージング不足のせいか、はたまたケーブルがwでS/A製品のせいか高音がちときつい。

色づけが少ない素直な、しかし力強いアンプであるとの印象を持ちました。

(2010/02/27)

後日、ホーマックやらニトリやらでお買い物中、ニトリにてバナナハンガーを発見!
お値段¥199。ヘッドフォン・ハンガーにするために購入しました。

フックの部分のアールが強いので、後日ペンチで広げるつもりです。
お値段がお値段なので失敗しても大丈夫!



で、このバナナハンガーですが、オーディオルームに置いておくと音質改善が期待できるんです!



何をしても音が変わるのがオーディオの世界なんですね( ´ ▽ ` )ノ(2009/11/29)

過日購入したヘッドホンアンプの beyerdynamic A1 に接続するためにoyaide Tunami GPX-R を導入しました。アンプの価格を考慮して価格帯を絞り、レビューを参考にして決定です。

レビューではかなりの逸品のようで、「もしかしたらマッキン用に使えるかも…」と期待が膨らみます。
届いたケーブルは評判ほど固くありませんでした。S/A Lab や Harmonix に比べれば、むしろ柔軟です。エージングするためにしばらく通電させておきまして、いざ聴き比べです。

Harmonix dc-10 と比較すると、Harmonix のほうが圧倒的に低音が出ますが、若干高音が霞む感じがします。S/A Lab HH3.5 と比較すると、oyaide のほうが中低音の押し出しが強く、高音も耳当たりがよいです。比較の結果、Harmomix より oyaide のほうが総合的にバランスが取れているので好印象。

試しに oyaide をマッキンにも繋いでみましたが、こちらは Harmonix のほうが革命的に好みでした。太くて甘い音がします。

と、いうことでマッキンには従来どおり Harmonix、A1には oyaideと当初の予定どおりになりました。

やはり適材適所ってものがあるんですね〜。(2010/04/18)

さて、年明け早々今年のオーディオ予算をきれいさっぱり消化してしてしまいました。beyerdynamic のヘッドホン T1を購入してしまったのです。
T1はなかったのですが、beyerdynamicの他ヘッドホンをビックカメラで昨年末試聴しました。非常にイイ感じでした。帰宅するとその年の2月に購入したヘッドホンアンプのbeyerdynamic A1 が恨めしげにきんたこを見つめます。「T1とセットにしてくれたら、至福の音を奏でられるのに…」
このところオーディオ熱が冷えているのを憂えていたきんたこは、えぃ!と注文してしまいましたよ。

先ほど届きました。氷点下の北海道にやってきたT1はキンキンに冷えています。小1時間ほど室内で常温に戻してから、いざ聴くぞです。

冨田勲「惑星」が今回のテストディスクです。まずはAKG 701k で聴いてみます。ふんふん聞き慣れた音です。これ以外にヘッドホンを持っておりませんので、この音が基準です。さてT1に繋ぎ換えました。

驚愕の音現る!一つひとつの音の明瞭さが全然異なります。高音がぱぁーと晴れやかに響き渡るのです。低音も太く豊かに耳を包む込みます。開放的でリアリズムな音像は、まるでスピーカーに顔を突っ込んでサウンドを聴いているかのようです。

ツェッペリン、ジャコ、ウェス、神保彰と愛聴盤を次々と交換し、701kと比較ヒアリングを繰り返します。

例えればT1は「味わいビールの傑作。アサヒ ザ・マスター」で、701kは「ビールと間違えるほどのうまさ。 サッポロ 麦とホップ」ですね。701kは「悪くない」のですが、T1に比べればコクとうまみが全体的に軽いかな。そしてなによりT1は聴いていて楽しい!ついつい「もう一杯!」てな気分になります。

遅ればせながら、きんたこもヘッドホン愛好家の仲間入りです。先達の方々のご指導ご鞭撻の程を宜しくお願い申し上げます<(_ _)>(2011/1/20)

Beyerdynamic

【追記】その後、やっぱり耳が蒸れるのに耐えられず、A1、T1 共々手放してしまいました。

2年間ほど単身赴任のような生活をしたのですが、そのときのお供に beyerdynamic DT 990 PRO を懲りずに購入しました。

しかしやはりこれも蒸れてダメでした。

結局、ギターのモニター用途に使っている audio-technica ATH-PRO5Mk2 で十分だと結論が出ました。