最初は JBL4312MkⅡ を使っていました。見た目もカッコよく、音質にも特に不満がなかったのですが、 JBL4344M が出て一目惚れ(^^;(だって見かけは憧れの JBL4344MkⅡ そのものですから…)。
試聴したところ無難な音であったので機器変更決行!ごめん、4312。君のこと、嫌いになったわけじゃないんだ。でも君以上に好きな子ができちゃたんだ…。いろいろ教えてくれてどうもありがとう。
そして 4312 は下取られ(すぐに嫁ぎ先が決まったようです)、我が家に 4344M がやってきました。
4312 から使い続けている ACOUSTIC REVIVE のスピーカースタンド(RSB)+J1プロジェクト(青角とスパイク受け)+御影石ベースで足元をがっちり固定。
さらにバイワイア接続にして、100%、JBL4344M の魅力を引き出すぞぉ!
McIntosh MA6900 の出力端子にゴールドムンドのYラグを噛まして無理矢理バイワイア接続にしました。
低音用に濃密な感じを狙って AuralSymphonics の SYMPHONIC CONDUCTOR(日本にどれだけ現役ユーザーがいるのでしょうか?)、中高音用に切れ味を狙って S/A LABのHIGH END HOSE 3.5 を繋ぎました(写真は JBL 4428 ですが、こんな感じで接続をしていました)。そして出てきた音は、予想に反して優等生的な「イイ」音でした。あれれ、なんだか物足りない…。なんだかガッツに乏しい音だ。
そんな折、店頭で新発売の JBL S143 とMcIntosh MA6900との素晴らしくコンビネーションのある迫力のある音にノックダウンされました。
こ、これこそ私が欲しい音ですよぉ~!
見た目に惚れたJBL4344Mからそんな迫力を出そうと、あれこれオーディオ・アクセサリーを駆使しましたが、「魔法」はことごとく失敗に終わりました。
そうこうしているうちに JBL4428 が発売されました。
ルックスがいまいちでしたが、出てきた音は JBL S143 より自分好みの音でした。
ぐいっとなんとも力強い音!音像が全面に迫り出してきます。
さんざ迷いました。ルックスがよく品行方正な JBL 4344M か、それとも多少ファニーなルックスだけれども一緒にいて楽しい JBL 4428 か。結局、JBL 4344M を下取りにだし、ローンを組んで JBL 4428 を購入することにしました。オーディオに関しては浮気者な私。ごめんね、JBL 4344M(ちなみにこのJBL 4344Mも、あっという間に嫁ぎ先が決まったようでした)。
相変わらずルックスには惚れていませんが、音にはべた惚れ。低音はスーパーウーファー並みにずーんっと深みのある音でありながら、決してだらしなくなく、腹にどすっときますし、中音もほのかに色っぽい(*^^*)。高域もシャリシャリやキンキンせずに、ホーンらしく切れのある音がすぱっと出てくれています。
(資金が枯渇したのでケーブルは変更していません。しかし GOERTZのMI-3 が気になります。試聴した時の迫真の音が忘れられない…)できれば吐き潰す(?)まで使うつもりです。今のところ…。
【追記】スピーカーケーブルを GOERTZ のMI-3TZのバイワイアに変更しました。 ぼくの家の機器はすでにできあがっているので360度音が変わったわけではありませんが、音の密度が違う!迫力が桁外れに高まりました。それでいて繊細さを残しつつみずみずしいまで音ですこのケーブルはもうもう外せない!(2007/4/21)
【追記2】60年代後半から70年代前半のロックを聴くようになりました。
JBL4428 のエネルギッシュな音は、微塵の不満なくアコースティックジャズを奏でてくれます。しかしばりばりディストーションのエレクトリックなロックですと音像が少々こぢんまりしています。日に日に 15インチで大爆音が聞きたいという欲望に とらわれてしまい、とうとう JBL 4428 からの乗り換えを決意しました。JBL4428 によってホーンの魅力に開眼してしまったので、当初は JBL 4338 が第一候補でした。某カメラ量販店で実際に試聴しても魅力的な音でした。しか しよくよく研究すると巨大なホーンを持つ JBL S3100 の存在が気になり出しました。そこでこれまた調べていくと JBL S3100MkⅡ のウーファーは 4344MkⅡ と同じ(ME150HS)とのこと。気になるホーンも 改良されているとのこと。で、熟考の結果、 JBL S3100MkⅡ を導入することにしました。


【追記3】JBL S3100MkⅡ は再生帯域が~20Khzなので、超高域再生のためのスーパーツィーターを導入することに決めていました。
「analog vol6」 に掲載されている村田製作所の記事に「ムラタのスピーカーを聴くと、アルファー波が出る前に、睡眠状態になっており、確かに癒されている」とあります。というわけで、ES-103A がとて気になったのですが、同じ JBL製品のほうが相性がいいだろうと JBL S143 にも搭載されている JBL UT-405 を選定しました。先の「analog」の記事のことがあり、JBL 4428 で音楽を聴いていると不思議と眠くなったのは超高音域のおかげだなと思っていました。しかしこの 70Khzまで再生する JBL UT-405 を繋いでも眠くはありません(^^;ガツンとくるホーンの魅力をそっと力添えして、リアリティを増幅させてくれます。「完璧」にこのシステムの音に慣れましたら、取り外してみて「存在意義」をレポートしたいと思います。

【追記4】部屋を片付けていたら、JBL S3100MkⅡ の 38Cmウーファーのウレタンエッジに掃除機でぼすっと穴を開けてしまいました(TωT)/
中古品だったこともあり近いうちに交換は必要だなぁ~と思っていましたが、まさかのタイミング!
1000ZXLちゃんねる にてしょうちゃんさんから「穴の空いたエッジの応急処置にビニールテープを貼ってみては」とのアドバイスにしたがって塞ぎました。
大音量でキャメルやクリムゾンといったプログ・ロックをかけまくっていますが、とりあえず大丈夫みたいです。しかしこれは天啓かも…。やはり今がエッジ交換の時期なのかもしれません。
当初は「オーディオ好きなんだから自分でエッジ交換をしよう!」と思ったのですが、よくよく考えれば決して安いスピーカーではないのですから、素人が手を出すのは無謀の一言。やはりプロによる交換の一択。
ネットで調べてみると1本20k円が相場。うはは( ̄∀ ̄)/
しかしきんたこを拾う神もあり。ペアで¥20kで引き受けてくれるところを発見!福岡県の PRO SHOP A&P さん
早速ウーファーのエッジ交換のために輸送用の専用箱の送付をお願いしました。
着払いで「段ボール」が届いたのですが、送料なんと2,840円!うほ、痛いぜ!これにウーファーを入れて送って帰ってきてって、送料だけで1万円はかかるってことですね~(-゛-;)ソウテイガイダ…
3週間ほどでウーファーが帰ってきました。とんでもなく重いのでスピーカーへの着装が一苦労です。脱着の時に「実験は出来ない」と実感していたので、聞き比べが出来ないのを承知でおいたをしました。
まずウーファーユニットとケーブルの接点に SETTEN NO.1 をぺたぺた(もちろん綿棒でぬぐい取ります)。レゾナンスチップ・クライオを中央部にそれぞれ一つぺったんこ。ねじ留めはトルクマネジメントシステムがないので、極力均等になるように少しずつ何度も閉めていきました。
ぽっかりと空いた穴が久しぶりに塞がり、本来の JBL S3100MkⅡ に復活!
さて音出しです。しばらくはがさついていましたが、なじむにつれて、ぐーんと音がせり出してきました。凄い!今まで聞いていたのとは別物の「音」です。全般的にフレッシュ!なんだかもの凄く効果的なアクセサリーをかましたような音です。そりゃそうだ。なんてったって、エッジが「がすがす」から「ぷにぷに」に変わったのですから!
具体的にはパーカッシブな音が「はっ」とするぐらいリアルです。いろいろなジャンルのCDをかけまくりましたが、時間と共に低音が素晴らしく伸びています。
重低音が魅力の「RED/KING CRIMSON」。歪んだギター・野太いベースはもちろん金属的なパーカッシブな音も聞き惚れてしまいます。
しばらくは、音楽よりも「音」に心奪われそう(^^;(2010/4/10)


【追記5】JBL UT-405 のスパイク受けですが、一円玉かと見まがうほどにチープなお造りで、制震効果が疑問視されるところです。
とっとと交換すれば良かったのですが、底面処理に問題があるのです。JBL S3100Mk2 の上面に直置きになるのですが、この上面が大理石のようなつるつる処理がなされております。
これでは金属むき出しのスパイク受けでは相性よろしくなからんと考え、なにか対策をと手作りによるブチルシートの敷物を挟んだりJ1-プロジェクトの極めて薄い黒いインシュレータを挟んだりと手だてを講ずる日々を経るも心満ちたる日々は訪れず。ある日のこと、なにアナログプレイヤーのスパイクインシュレータに用いているAT6294/audio-technica.を使えばよからむと思い至るも、このスパイクインシュレータは本体が真鍮なるも底面に制振ゴム「ハネナイト」を用いているためか価格が若干高めなり。同業他社の高品質と謳われる高級素材をふんだんに用いたインシュレーターと比ぶればそれでも適正価格ではあらむと思われるも近年極めて財政に窮する状況にてこれ如何と思い悩む日々を続けるに、いつかは終止符を打たねばならぬとの思い強まり、意を決して今夏購入するに至るものぞ。
で、肝腎の音質の変化なのですが、JBL UT-405 から発せられる高音が以前よりも格段に定まったためか中低音までも右にならとばかりに明瞭になりました。ううむ、やはりこの選択は正しかったなと思う一方で気になる点が出現しました。
音の輪郭がはっきりした分、厚みが物足りなくなったのです。これは困った。
これはいわゆるドンシャリであり、きんたこの目標とする「艶めかしくも闊達とした音」から遠ざかります。続く(-゛-;)(2012/08/18)

【追記6】オーディオを久しぶりに再開するにあたって、接点が緩んでいないか、クロスしていないかなどケーブルの基本的な点検をしました。すると重篤な欠陥が発覚しました。スーパーツィーター / JBL UT405 がケーブルで繋がれていない!
随分と前のことなので記憶になかったのですが、必要あってスピーカーケーブルをメガネ型インレットを用いた電源ケーブルに流用したのです。
トーンコントロールで誤魔化してみましたが、やはりいけない。街に出かけたついでにヨドバシカメラに立ち寄って、切り売りの JBL の JSC550 を買い求めました。
スーパーツィーターからはチーチーとかシャカシャカといった微かな「音」しか聞こえないのですが、アルとナイのでは「音楽」的には大違いです。アッテネーターを微調整して、CDを暫く流していると、高音域が段々と馴染んでくるのが分かります。
CD二枚め辺りではスーパーツィーターの自己主張がすっかりと消え、全体的に漲った音になりました。
この JBL JSC550 の性能は検証していないので判りませんが、「必要なところに適切なケーブルを使った」と十分に自己満足できる出音です。
本当は端末処理にロジウムメッキのYラグを使いたいのですが、それはたぶんやり過ぎ。(2018/10/20)