McIntosh MA6900

青いライン

mcintosh_ma6900

メーターがついているアンプがお気に入りの私。当時使っていた Luxman L507sII に不満はなかったのですが、同じメーター付きでもブルーアイズの McIntosh に秘かに惹かれてました。
家を新築するどさくさにまぎれて McIntosh の購入を決意しました。

当初は McIntosh MA6800 の予定で予算を組みましたが、タイミングよく(?) McIntosh MA6900 が新発売されました。McIntosh の象徴でもあるトランスがあることと電源ケーブルが交換できることが決め手となって、展示品の処分価格で値下げした McIntosh MA6800 には目もくれずに McIntosh MA6900 を購入する運びになりました。購入した札幌のキャビン大阪屋の山内さんは「展示品なので安くします」ということだったのですが、「せっかくだから」ということでピカピカの新品を納品してくれました。感謝感激です(これだから高くてもオーディオは安売りカメラ店では買えませんね)。

もっと頑固なアンプかと思いましたが、思っていた以上に電源ケーブルでその表情を変えるアンプです。現在200Vを CSE の TX2000 でステップダウンした100V電源に Harmonix StudioMaster X-DC15SM、それをオヤイデのタップ経由で MIT の Shotgun AC2 を繋いでいます。
同じくキャビン大阪屋で開催された「福田屋セミナー」で、MIT Shotgun AC2 はびりびりするくらい音圧があって凄かった!そこに惹かれて購入しました。見晴しが良く、しかもたっぷりと重量感がありながらも筋肉質のある音質でたいへん満足しています(表現に矛盾を感じますが、実際そんな感じなのです)。

ゴールドムンド 本来はシングルワイア用の出力なのにもかかわらず、ゴールドムンドのYラグを無理矢理に噛ましてバイワイアで使っています。低音用に濃密な感じを狙って AuralSymphonics の SYMPHONIC CONDUCTOR 、中高音用に切れ味を狙って S/A LAB のHIGH END HOSE 3.5 を繋ぎました。当初は高音域を補う波動スピーカー AIR-BOW の CLT-1 も S/A LABのHIGH END HOSE で繋いでいましたが、スピーカー同士の音がぶつかってしまうのかとても不自然な感じを受けるので、現在は外しています。これらのケーブルと JBL4428 とは相性も良いようで、筋肉質の太くて逞しく、それでいて伸びやかな高音を奏でてくれます。まさしく音を楽しませてくれる逸品です。MaIntosh を購入してよかったと満足しています。

【追記1】この McIntosh MA6900 は電源投入時に「ボッ!」とスピーカーを鳴らしてしまいます。ボリュームを絞ってもダメです。出ます。ぼくは電源投入時にスピーカーセレクターを1,2ともにオフにしています。もしくはミュートボタンを押します。こうするとスピーカーから音は出ません。

ゴーツのケーブル 【追記2】ぼくはオーディオアクセサリーの類は使わなくなっても決して処分しませんでした。それは「今」の音に至る過程の道程であり、宝物でもありました。
しかし現在、大貧乏なのでえぃ!とばかりオークションで処分しました。波動ツィーター、ハーモネイター、ケーブル等々。押し入れがすっきりするのと反対に貯金通帳が豊かになりました。今回、この豊かになった貯金をはたいてGOERTZ のスピーカーケーブルを一括で払いました。以前、札幌で開催された「福田屋セミナー」でぼくを魅了したスピーカーケーブルです。
ATICS に見積もりを出してもらったとき、「高いなぁ」と正直思いました。バイワイアの特注品だったのですが、定価よりもずんとエクスペンシブ。「やっぱり輸入品で特注になると高くなるもんだなぁ」。先月末、品物が ATICS に届いたのですが、ぼくの金銭的な理由から入手まで更に一ヶ月かかりました。そして今日、届きました。
びっくりしたのは、ぼくはてっきり1本のケーブルからバイワイアにしていると思ったのですが、二本のケーブルを束ねてバイワイアにしていることです。前言撤回、これなら「安い!」。既存のスピーカーケーブルを早速外して GOERTZ に差し替えました。ぼくの家の機器はすでにできあがっているので360度音が変わったわけではありませんが、音の密度が違う!簡単に言えば(いやこの一言に尽きるのですが)迫力が桁外れに高まりました。試聴盤はいつものとおり「Bags meets Wes!」ベース、ドラム、ギター、バイブ、それぞれにせり出すように迫ってきます。次に「METHNY MEHLDAU QUARTET」。うおーっ!繊細さを残しつつみずみずしいまでのギターとピアノ。このケーブルはもう外せない!これでケーブルの類はほとんど自分の耳で確かめて購入したものになりました(例外は MIT 以外の電源ケーブル。MITも福田屋セミナーで驚いて購入しました)。(2007/4/21)

アコリバのキャップ 【追記3】RCA端子に、ACOUSTIC REVIVEのSIP-8、IP-2F を挿入しています。防塵およびアンプ背面の振動防止のためです。劇的とまではいきませんが、確かに音質は向上します。最も効果的な端子は、ぼくの場合はCD入力端子でした。これはぼくがXLR端子を使っていることと関係があると思われます。

【追記4】アース対策はオーディオをするうえで、とても大切なことだと実感しています。紋別に以前住んでいたときは、機器に接続したアース棒を庭に埋めて、音楽を聴くときにはそのたびごとに水を撒いておりました。
現在、アース処理はGe3の要石を接続しています。これを付けると音の明瞭さがグンとアップします。外した途端に音が変化するほどの効果絶大なアイテムです。これはもう外せません。以前は Acoustic Revive RE-9 を使用していました。しかし電源生成装置を使用している場合は接続しないようにとのことでしたので、引退させました。RE-9 はとても効果的がありました。使用する電源ケーブルやアース線で音が変化して楽しい反面、金銭を伴った使いこなしも大変でした。現在では販売が終了し、仮想アースリンクの RGC-24 に変わっています。

鼓筆 【追記5】空いているCD端子に挿入した Acoustic Revive の SIP-8F は効果がありましたが、総入れ歯のように全てのピンをカバーで固めるとやり過ぎになるようです。何か音質向上が望める防振・防塵プラグはないものかと探したところ見つけたのが Ge3の鼓筆でした。通常価格は¥6kなのですが、年末セールで半額。これはナイスなタイミング!
届いた鼓筆を RCA端子に早速刺して試聴です。おぉ!鼓筆も抜群に効果がある!「SUGAR LOAF EXPRESS/LEE RITENOUR」6曲目の「Lady Soul」をかけると一聴瞭然とはこのことか!出て来る音は以前とは全然違う!空気の静寂感が違う。はじけるベースの音像がより深くより細かく彫られている。たーんっとドラムが鮮明に響く。何度か抜き差しを繰り返して効果を確認しました。やはり何度繰り返しても音像が鮮明で曲の緊張感が高まります。これは凄い!(^ー^)/(2012/01/16)

Ge3製品 【追記6】近藤麻理恵さん流の整頓術にはまってしまい、家で眠っている「ときめかない」お品を処分しまくっています。多少の「ときめき」がある場合は市場価格を調べて「売れない」もしくは「買い戻せる」で最終判断しています。
オークションで処分できたおかげで多少ですがお金が残りました。このお金でGe3 の「テレ・サテン」と「雷智3・弐」を購入しました。
先日届き、開封して早速使用しましたところ、まさに驚愕の一言でした。「テレ・サテン」を Wadia850 の上に載せたところ、くっと音が大きくなったように聞こえます。もう1枚を下に敷くと、ぐぐっと音が大きくなったように聞こえます。何度か出したり入れたりして確かめたのですが、音圧の変化は間違いありません。これ、間違いなく音の純度が上がります。電磁波を遮断することでSN比が改善されたのでしょうか?理屈は測定できませんが、音はダイナミックスが増します。
「雷智3・弐」は全ての機器の電源をまかなっている CSE TX-2000(200v仕様)の電源ケーブルに巻きました。最初は分からなかったのですが、外してみると妙に音が貧弱に感じます。今回の二品を導入し、結果として音が激変しました。「小綺麗になった」というよりも「ぶ厚くなり」、音の響きが増した感じでなのです。換言すれば実在感=リアリティが増したとでも言うべきでしょうか?Ge3 の製品は「オカルト」と一蹴されることが多いのですが、確かに効果が感じらます(更に言えば、他社のグッズは1万円以上が標準ですが、そうしたグッズと比較すれば Ge3 製品はコストパフォーマンスに優れています)。今回のテレ・サテンと雷智3・弐の導入で音像のリアルさがぐんと上がりました。先日のオーガンジーと相乗して、「オーディオ的に合格点では?」と勘違いしてしまいそうです。(2012/06/16)

ランプ切れ 【追記7】さてオーディオを久しぶりに聴くか。マイルスがいいかなっと機器のスイッチをぱんぱんと入れたら何か違和感が…。
あれ、McIntosh MA6900 の片眼が光らない。がーん。マッキンのランプは切れやすいと聞いていましたので、まぁ10年以上も切れなかったものだよなぁと思いつつ、そろばん片手にネット検索しました。そして修理するには、5~6万円は覚悟しなければならないことが判明しました。以前から何となく薄暗いなぁと感じてはいたんだよね。でもすっかり切れてしまうととても寂しい。まぁ、機能的な問題はなさそうなので、別のランプが切れたときにまとめて修理してもらおう(2015/07/07)

【追記8】ランプのLED化が当初考えていたよりも高額(ネットで得た知識とはそんなものです)だったことで資金繰りに困窮しましたが、この後20年は使い続ける覚悟なので一所懸命に蓄財して、ランプの交換だけではなく、メンテナンスも大阪にある ヴィンテージオーディオ堂さん に修理をお願いすることにしました。
マッキンが届いたヴィンテージオーディオ堂さんからの気になる第一報は、「アンプの中で異音がします。発送時はいかがでしたか?」とのことです。なにやらとても心配です。購入し搬入して以来、アンプはほぼ20年微動だにしませんでした。発送するために、本当に久しぶりにアンプをラックから降ろしました。余りにも重いので、ひとりでは純正の箱の中になんとか収めるので精一杯でした。ヴィンテージオーディオ堂さんに指摘されましたが、正しい梱包方法ではなかったようです。私としては切れてしまったブルーアイズをLEDにして、ハンダ割れなどがあれば足してもらう程度の認識でしたので、青天の霹靂のような宣告に、ただただ驚いて心が騒ぐばかりです。今は只ひたすらに重症でないことを祈るばかりです(2019/07/02)。

【追記9】メンテナンスに出しているMA6900は、点検・計測器での試験および動作試験を念入りにしていただいた結果、重篤なトラブルはないようです。やれやれ一安心。今回は基本的なメンテナンスを中心に、電源部のコンデンサーを交換してランプもLEDに置き換えてもらいます。どれだけリフレッシュして帰って来るのかが楽しみです。報告によると、基板上のホコリが多かったようです。20年近く設置したままなので、当然といえば当然のこと。使わないときは風呂敷でも掛けておこうかしらむ。喪うことが最近続いていたので、とてもホッとした連絡でした。そして昨日、ヴィンテージオーディオ堂さんから連絡がきました。必要な箇所の手直しとLEDランプ化を終えたmcIntoshは、問題なく動作しているそうです。両目のマッキン大きなトラブルがなかったのでまずは一安心。CSE TX-2000を使っていることが幸いして、大容量コンデンサーは交換の必要がなく、電源周りの劣化しているコンデンサーの交換と手直しで済みそうです。予定では10月末ころのメンテナンス完了とのこと。

メールに添付された写真には、久しぶりに両目が輝いている愛機mcIntosh MA6900 の姿が雄々しく写っています。改めてスタイリッシュなデザインに惚れ惚れしますね。もう4ヶ月も音を聞いていないので、どんなサウンドだったか忘れてしまいました。Wadia 850 も LTD 化したことですし、また新しく「きんたこサウンド」を模索していくのでしょう。未聴のCDも山のようにあります。鬱と金欠と戦いながら愉しんで毎日を過ごしたいものです。(2019/10/08)